2006年12月24日

習作:HTP_003

 さぁ、テキストを書こうか。誰にも書けない、君だけのテキストを。君が、今感じていることをそのまま書けばいい。小説だとか、詩歌だとか、戯曲だとか、そんなことは考えず。形式なんかに囚われなくて良い。硬直化するな。柔らかく。そして、深く。どこまでも、掘り下げるんだ。それが、テキストを産み出す、唯一にして、最上の手段なんだから。今、この瞬間を縫い止めるんだ。思考でも、感覚でも、感情でも、反射でも、何でも良い。ほら、手を止めちゃいけない。動かし続けるんだ。キーボードは、君に打ってもらいたくて、うずうずしてるじゃないか。電子回路を、オーバーヒートさせるくらいに打ち込め。弾丸のように。踊り出す、活字。音楽が、生まれる。書くことの意志を。邪魔するな。止められるな。負けてはいけない。手を動かせ。臨界。化学反応。言葉を、乗せろ。フラクタル。連続する。非連続。集合。背反。言葉を紡ぐと言うことは、何かを思考しているということじゃないのか? それとも? 自然な思考? 制存された無意識。意識的な感情。正則な文章。秩序を。N次元に浮かべ。終わらない。終わりたくない。終わらせられない。しかし、もうはじまっているのか? それすらも疑問に。問う。疑惑を持つことが第一歩。懐疑的な。どこまでも懐疑的な。それでも、続ける。続けるしか、はじまることも、終わらせることも、それすらも、何も、他にはできないのだから。回れ。踊れ。橋の上。月の下。街を見下ろして。キーボードの前。無意識に。意識を飛ばせば。そして。
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posted by 言人 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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