2005年04月14日

花は過ぎて、月は陰り

咲き誇ったのも、今は昔。
すでに葉桜。
そこに華麗さはなく、あえかなる姿もない。
葉達がいくらその姿を見せつけようとも、可憐ならぬ形を愛でる者は皆無。
皆、一様に行き過ぎるだけ。
だから、私は、その葉桜並木を愛する。

黒天に輝いたのも、何時か分からぬ。
欠けたる十六夜。
真円を過ぎ、歪な形態。
気味悪がる者こそあれ、進んで愛でる者無く。
消えゆく姿を残念に見る者もいない。
だから、私は、墜落する月を愛する。
【関連する記事】
posted by 言人 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/2965299
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。