2005年04月09日

あなたにふれたくて

あなたにふれたくて。
あなたにふれたくて。

あなたとの、ほんのわずかな距離が、縮められなくて。
たった、何メートルかが、限りなく遠いの。
一歩踏み出す勇気さえあれば。
そうすれば、あなたにふれられるのに。
指先だけでも、私の肉片ひとつでも、あなたにふれられれば、それで満足だから。

ここで、踏み出せば、あなたにふれられる?
あなたは私を抱き留めてくれる?
鋼鉄の車輪に蹂躙され、バラバラになった私を、抱きしめてくれる?
あなたがそうしてくれるのなら、迫りくる列車も、怖くはないから。

あなたにふれたくて。
あなたにふれたくて。
【関連する記事】
posted by 言人 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。