2010年07月24日

夏の暑さと猫の哲学戦争

「こんなに暑いと、猫だってだれちゃうわね」
「いやいや、猫だからだれてるんじゃね? だって、あいつらいつだってだれてるよ?」
「わかってないわね。猫はいつでもだれてるように見えるけど、あれは頭の中でいくつもの哲学世界をシミュレートして、この世界を滅亡の危機から救ってるのよ」
「おいおい、たかだか猫だろ? 奴らがそんなに高等な存在なのかよ?」
「もう、ほんとなんだからね!」

 東京が観測史上類を見ない猛暑に襲われた夏の日。
 猫による思索防御壁が無効化された第三次元世界は、第七都市世界からの思念波攻撃により滅亡した。後に、猛暑も彼ら、第七都市世界の攻撃であったことが明らかになるが、第三次元世界が再び繁栄を取り戻すには、犬と猫による独立共闘戦線の蜂起を待つしかなかった。
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posted by 言人 at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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